今日われ生きてあり 第2版 知覧特別攻撃隊員たちの軌跡 新潮文庫 こ-21-5
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今日われ生きてあり 第2版 知覧特別攻撃隊員たちの軌跡 新潮文庫 こ-21-5
新潮社
神坂/次郎∥著
知覧特攻基地の隊員たちはこの上なく美しく、限りなく哀しい言葉を遺して空に散っていった。その散華は可愛い妹、敬愛する父母、愛しい恋人のための勇敢な飛翔であった。そのあまりにも純粋で無垢な魂の呻吟を現代に刻印する記録文学。
僕の命の残りをあげるから、おばさんはその分、長生きしてください―知覧特攻基地の隊員たちはこの上なく美しく、限りなく哀しい言葉を遺して空に散っていった。その散華は国家や天皇のためではなく、可愛い妹、敬愛する父母、愛しい恋人のための勇敢な飛翔であった。そのあまりにも純粋で無垢な魂の呻吟を、手紙、日記、遺書、関係者の談話により現代に刻印する。記録文学、不滅の金字塔。
特攻基地、知覧ふたたび―序にかえて;心充たれてわが恋かなし;取違にて;海の自鳴琴;第百三振武隊出撃せよ;サルミまで;あのひとたち;祐夫の桜輝夫の桜;海紅豆咲くころ;母上さま日記を書きます;雲ながれゆく;父に逢いたくば蒼天をみよ;約束;二十・五・十一 九州・雨 沖縄・晴のち曇;背中の静ちゃん;素裸の攻撃隊;惜別の唄;ごんちゃん;“特攻”案内人;魂火飛ぶ夜に;特攻誄―あとがきにかえて
神坂 次郎(コウサカ ジロウ)1927(昭和2)年、和歌山市生れ。’82年『黒潮の岸辺』で日本文芸大賞、’87年『縛られた巨人―南方熊楠の生涯―』で大衆文学研究賞を受賞。2002年南方熊楠賞、’03年長谷川伸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Artikelnummer / ISBN: 9784101209241