山の霊異記 〔4〕 霧中の幻影 角川文庫 あ74-4
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山の霊異記 〔4〕 霧中の幻影 角川文庫 あ74-4
KADOKAWA
安曇/潤平∥〔著〕
霧の山道で背後からついてくる操り人形のような女性、登山中になぜか豹変した友人の態度、死ぬ人の顔が見えるという三枚鏡…。登山者や山に関わる人々から聞き集めた怪異と恐怖を厳しい自然とともに活写する。
すれ違う登山者に挨拶するたび、返ってくる奇妙な反応に不安を覚えた矢先、ある男の指摘に戦慄する「命の影」。友人と歩く山道で見かける人影の異様さに気づいた瞬間、恐怖に襲われる「ついてくる女」。気さくな女将が饒舌に語る息子の様子と、滞在中姿を見なかった少年からの葉書に震撼する「ぼくちゃん」など16篇。先の見えぬ濃霧、藪に隠れた谷、雪山の足跡―死と隣り合わせの山の怪異を畏怖とともに描く、山岳怪談の決定版。
安曇 潤平(アズミ ジュンペイ)1958年、東京都生まれ。山登りと酒と煙草を愛する。99年、くも膜下出血を発症するも奇跡的に回復する。その後、ホームページにて怪談作品を発表。山の怪談の第一人者として、活動の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Artikelnummer / ISBN: 9784041083239