後藤又兵衛 文春文庫　か４６－３１

後藤又兵衛 文春文庫　か４６－３１
文藝春秋
風野／真知雄∥著

戦国随一の知将・黒田官兵衛の庇護と薫陶を受けて育った後藤又兵衛。朝鮮の役、関ヶ原合戦と活躍し、筑前大隈城１万６千石の城主となるが、官兵衛の息子・長政との確執の果てに黒田家出奔を決意し…。名将の人生を描く雄渾な長編小説。
時は天下分け目の戦乱期。朝鮮出兵、関ヶ原の戦いで一躍勇名をはせた後藤又兵衛は、武功を焦る主君と対立し、流浪の身となる。辿りついた戦地は大坂の陣。真田幸村との出会い、豪快な散り際。戦略と戦術の相異を追い求めた武将が最後に探し当てたものとは何だったのか。戦に明け暮れた男の生涯を描いた長編。

風野　真知雄（カゼノ　マチオ）１９５１年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。９３年、『黒牛と妖怪』で第１７回歴史文学賞を受賞。２００２年に、第１回北東文芸賞を受賞。１５年に「耳袋秘帖」シリーズで、第４回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。１５年『沙羅沙羅越え』で第２１回中山義秀文学賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

Artikelnummer / ISBN: 9784167906122